断乳
1月11日
夜のおっぱいを最後に
harutaのおっぱいをさよならすることに決めた
もう日中はほとんど飲まなくてもいけたし
次なるステップのためにも
少し早いかなと思いつつ
決断
お風呂上がり
お顔を描いたおっぱいと
さよならの儀式
いつも通り
ベットで飲みながら寝かす
夜中はもう最近、起きないので
順調に
そのまま朝が来た
翌日も
日中は何とか乗り越え
12日夜
いつもの通り
おっぱい飲みながら寝たいharuta
たくさん遊んで
疲れたのか
ゆらゆらトントンで
寝ていたけれど
ベットに置いた途端
ギャン泣き
そのまま1時間半泣き続ける
辛い
いつも寝る前は
今から飲みながら寝れるーって
喜びが溢れて
笑い出すんだ
そんなharutaに
胸を痛めながら
私はぐっと我慢
ここであげたらまた振り出しだ
と
心強く持つ
その夜もヘトヘトになりながら
なんとか乗り切った
翌日は
激痛おっぱい
保冷剤や熱さまシートで
ひたすら冷やす
ちょっと絞る
痛いイタイイタイ
でも
14日にはおっぱいも平気になり
harutaも日中はクリア
夜は疲れるまで遊ばせて
コテっと寝たところを
ベットへ
就寝時間が少し遅くなったけど
そこはもう
今後に期待して
目をつぶる
一週間経って
まだ完全に忘れたふうではないけれど
順調に進んでいる
また一つ
お兄さんになったな
色んな子がいるけれど
我が家の断乳は
こんな感じ
本人はもとより
私の方が未練たらたら
泣きわめくharutaを
抱っこして揺らしてる時
産まれてからのことが
走馬灯のように
頭を駆け巡った
産まれてすぐ
なかなかうまく吸えなかったこと
harutaが入院中
おっぱいが出なくならないようにと
ひたすら搾乳機で絞ったこと
あの時の私には
それだけしかできなかった
harutaのためにできることは
ただ美味しいおっぱいを
飲ませてあげることだけだった
必死だった
そんな日々のこと
飲みながらニヤニヤ笑う顔
甘えた声でせがむ顔
たまらん
かわいかったなー
おかげさまで
母乳育児でここまでこれました
最高級のスキンシップがなくなってしまった分
もっともっと
抱きしめなくちゃなと
思う
はじめのいっぽ
1歳2ヶ月になった日
harutaが歩いた
その日は
おじいちゃんおばあちゃんのお家でお餅つき
お昼ごはんは
かーこや
おばちゃんや
いとこや
兄姉ファミリーと
大勢でわいわい
賑やかな食卓を囲んでいたその時だった
とっとっとっ
みんなが見ていた
harutaが初めて歩いた2.3歩を
みんなが見守ってくれていた
歩いた!
harutaが
生まれてすぐの頃
歩けないかもしれないと思っていた
だから
歩み出したその一歩が
私はとても
とても嬉しかった
何もなく
健康にうまれてきた子どものお母さんにとっても
我が子が歩み出すことは
とっても嬉しいこと
でも
私にとっては
嬉しいと
少しホッとした気持ちと
また少し
欲張る気持ち
どこまでいけるかな
装具なしでいけるかな
元気に走り回る子どもを見て
私はいつも
うらやましくなる
無意識に
目で追って
考えてしまう
いいな
元気に走れていいな
この子は歩けるんだろうか
あんな風に走れるんだろうか
サッカーできるかな
バスケはできるかな
でもね
わからない
私が考えたところで
わからない
悩んだところで
仕方ない
また振り出しに戻って
深呼吸
今、今の
harutaを見よう
歩けた
嬉しい
それだけでいい
きっと
みんなに
伝えたかったんだなぁと思う
心配してくれてるみんなに
大丈夫
ぼく歩けるよって
いっぱい拍手してもらえて
嬉しかったね
母ちゃんもとっても嬉しかった
ゆっくり
いこう
はじめの一歩
大きな一歩
希望の一歩
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